EMDN(Nomenclatureコード)機器名称説明の一部修正(更新)

EUDAMED PRODUCTION環境のトップページに案内がでていますが、EMDN(the European Medical Device Nomenclature) コードの機器名称の説明部分について、一部修正が発表されています。対象は、歯科撮影機器で使用されている「Z110303」から始まるコードの説明です。従来の表記は、”Orthopantomographs” となっていたところをすべて、”Orthopantomography” に修正されました。 EUDAMEDで登録可能なEMDNコードとしては、以下となります。

EMDNコード名称の説明
Z1103030101EQUIPMENT FOR CONVENTIONAL ORTHOPANTOMOGRAPHY
Z1103030102EQUIPMENT FOR DIGITAL ORTHOPANTOMOGRAPHY
Z11030380INSTRUMENTS FOR ORTHOPANTOMOGRAPHY AND PANORAMIC DENTAL RADIOLOGY – HARDWARE ACCESSORIES
Z11030382INSTRUMENTS FOR ORTHOPANTOMOGRAPHY AND PANORAMIC DENTAL RADIOLOGY – SOFTWARE ACCESSORIES
Z11030385INSTRUMENTS FOR ORTHOPANTOMOGRAPHY AND PANORAMIC DENTAL RADIOLOGY – CONSUMABLES
Z11030392INSTRUMENTS FOR ORTHOPANTOMOGRAPHY AND PANORAMIC DENTAL RADIOLOGY – MEDICAL DEVICE SOFTWARE

上記のEMDNコードを使用して、すでにEUDAMEDに登録している場合は、特に変更の必要はありませんが、名称説明の表記が修正されていることにご注意ください。

EMDNコードについては、2025年中に更新が予定されています。またそれ以降も定期的に更新されていくと発表されています。

EMDNコードに関する記事はこちらからどうぞ◆

UDI-DI(3)・・・EMDNについて

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独バイヤード社UDIデータベース登録サービス取扱開始

ドイツに本社を置くマスターデータ管理サービスの開発・運営を行っている「バイヤード(BAYARD)」社と販売代理店契約を締結し、日本の医療機器メーカー様向けに、バイヤード・ソリューションの提供を開始致しました。

バイヤード(BAYARD)社は、2011年にドイツのケルンで設立され、マスターデータ管理ソリューションの開発を行ってきました。2023年からドイツの小売業(及び卸、金融、物流等の複合サービス)大手の「マルカント(Markant)」社のグループ会社となりました。主要サービスは、「BYRD – theplatform」 と名付けられた、マスタ情報管理のライフサイクル統合ソリューションで、GSDN認証データプールとして稼働している「b-synced」、シンジケーションと呼ばれるマスターデータ管理画面の「b-managed」等を主要なサービスとしています。「b-synced」は、GS1スイス、GS1メキシコ、GS1コロンビアなどのGDSN認証データプールの基盤ソフトウェアとして採用されており、2024年現在で7万社を超えるサプライヤが、「b-synced」を通して、製品情報の発信、連携を実施しています。

BYRD - theplatform
BYRD – theplatform

ヘルスケア分野においては、GDSN接続による英NHS Scan4Safety(病院向け製品マスタ登録と受発注管理)」、オランダ「LIR(インプラント製品登録DB)」、中国NMPACUDID(UDI規制DB)」 などへの送信サービスに加え、米国FDA GUDIDUDI規制DB)」、欧州委員会「EUDAMEDUDI規制DB)」、サウジアラビアSFDASAUDI-DIUDI規制DB)」などへのデータ送信環境も備えています。今後は、オーストラリア、スイス、イギリス(MHRA)、カナダ、エジプト、ブラジルなどUDI規制DBの構築を発表している国々とシステム連携による接続サービスを提供できるよう、各国機関と積極的なコミュニケーションをとりながら開発を進めていきます。

EUDAMEDにおいては、DTX接続サービス事業者として、アクセスポイント・サーバーを設置し、「b-managed」サービスを通して、EUDAMEDUDIデータの提出(サブミット)処理を行う環境を提供しています。

b-managed」サービスを利用したEUDAMED UDIデバイス登録の主な機能・特徴

  • 複数デバイスを一括で「登録提出)」でき、また、一括「更新」機能も有しています
  • エクセル・テンプレートによる「アップロードダウンロード」機能があり、「b-managed」環境にあるUDIデータをエクセル・ファイル内で作業、管理でき、作業の効率化が図れます
  • データ登録」、「データ承認」、「提出」等の細かいロール(権限)設定が可能なため、QMSにおける役割分担や作業記録の保管などを効率的に運用・管理できます
  • UDIデータは、EUDAMEDのみならず、他国のUDIデータへ転用できるので、UDI-DI、製品名、臨床サイズなど重複項目の入力作業を極力減らし、作業の効率化、ミスの無い登録環境を提供しています
  • 弊社コンサルティングサービスにより、「b-managed」含むバイヤード社サービスを日本語でサポートし、貴社のUDI登録業務全般を支援していきます

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2024年11月26日(火)会場セミナー申込受付中【割引コードあり】・・・(株)情報機構 様が主催するヘルスケアセミナー

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2024年11月26日(火)会場セミナー申込受付中【割引コードあり】

2024年7月にEUオフィシャル・ジャーナル(Regulation (EU) 2024/1860)公布により、EUDAMEDは各モジュールごとに利用開始(=登録期限)をEU側で設定できるようにMDR/IVDRの改正が行われました。「UDIデバイス登録」と「NB認証モジュールは、早ければ2026年1月に登録期限が設定される可能性となり、EUDAMED公式サイトのタイムラインにも同様のスケジュールが掲載されています。

リスククラスIIbIIIの高リスク製品では、医療機器メーカーが、「UDIデバイス登録」モジュールでEUに提出後(サブミットといいます)、ノーティファイド・ボディが「NB認証」モジュール内で、証明書の確認、承認作業を行なわないと、EUDAMED上のステータスが「REGISTERED(登録済)」にはならないため、医療機器メーカーとNBの連携した作業が必要となります。2024年8月現在で、残された期間は17ヶ月強ありますが、NB側の認証作業の期間を考慮すると、医療機器メーカー側の準備、登録作業の時間は、そう多くは残されておりません。

ヘルスケア分野向け専門セミナーを企画・運営している「(株)情報機構」様の「会場セミナー」にて、UDI登録の課題に取り組む企業様向けに、弊社担当で下記のセミナーを実施させていただく予定となりました。詳細及び申込はリンク先をご参照ください。

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2024年11月26日(火) 13:00-16:30

EUDAMED(欧州医療機器データベース)におけるMDR/IVDR製品・レガシーデバイス等のUDIデータ登録期限内に提出するために押さえておきたい準備手順要求事項【国内医療機器メーカーの事例を元に解説】

EUDAMED UDI登録セミナー:2024年11月26日(火) 13:00-16:30 :場所【東京・大井町】きゅりあん4階

EUDAMEDUDI登録を実施するにあたって、DTX接続環境での登録作業の経験を元に、EUDAMEDの最新状況、UDI登録準備を進めるにあたっての注意点を解説するとともに、テストサイト上に登録したデータ実例の紹介や、DTX登録のデモンストレーション、各国UDI登録システムの最新状況等にも触れ、EUDAMED UDI登録に関する理解を深め、実践に役立つセミナーとなるよう準備を進めています。会場実施の利点を活かし、個別のご質問等にも可能な限り対応していきたいと考えております。

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今回のセミナーは会場実施のみとなります。(ZOOMによる配信は行いません)

受講申込にあたり、受講料が「11,000円引き(税込)」となる講師紹介割引コードがあります。申込の際に

講師紹介割引番号:B-012

をご利用ください。また、1社2名様以上で受講の場合は、講師紹介割引と同時申込割引を併用できますので、1名様につき「13,200円引き(税込)」となります。

◆IVDD製品期限延長、EUDAMED利用必須時期のルール改正に関する投稿はこちらからどうぞ◆

IVDD製品期限延長とEUDAMED段階利用の改正提案・・・ 延長期限日程と、EUDAMEDスケジュールについて

IVDD製品期限延長とEUDAMED段階利用の改正提案(2)・・・ Regulation (EU) 2024/1860公布と、EUDAMEDロードマップ更新

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IVDD製品期限延長とEUDAMED段階利用の改正法案(2)

2024年2月14日のEU理事会で承認された、IVDDの期限延長、及びEUDAMEDの段階利用に関する、MDR/IVDRの法改正案は、4月25日にEU本会議で可決され、7月9日付でEUオフィシャル・ジャーナルとして公布されました(Regulation (EU) 2024/1860)。オフィシャルジャーナルの該当ページはこちら

改正内容の詳細は、こちらページに記載された内容と同一です。EUDAMEDに関する大きな変更点は、これまで6つ全てのモジュールがリリースされ、EU監査完了→オフィシャル・ジャーナル公布後、「UDIデバイス」と「NB認証以外6ヶ月後から必須、「UDIデバイス」と「NB認証」はさらにプラス18ヶ月後から必須となっていた利用開始(=登録期限)が、各モジュールのEU監査完了→オフィシャル・ジャーナル公布後、12ヶ月以内の登録が義務化されます。対象はMDR/IVDRの新規則製品のみならず、市場流通しているレガシーデバイスも対象となります。証明書の登録は、公布後18ヶ月以内の登録期限となります。

EU発行のIVD製品延長に関するQA集(英語)

追記

2024年7月10日付で、EUDAMEDの公式サイトにある、「TimeLine(タイムライン=各モジュールのリリーススケジュール)」資料が更新されました。2025年7月に、「アクター登録」、「UDIデバイス」、「NB認証」、「市場監視(MSU)」の4モジュールを、「EUオフィシャル・ジャーナル」で公示予定となり、これにより2026年第1四半期(1-3月期)より、利用開始となることが公表されました。レガシーデバイス含む、EU市場で流通しているすべての製品のUDI登録が決まったことで、クラスIIb、IIIの「NB認証」作業も今後進んでいくものと思われますが、医療機器メーカー各社様の早期の対応が望まれます。

また、「市販後調査(Vigilance)」については、2026年1月に「EUオフィシャル・ジャーナル」で公示予定となり、2026年第3四半期(7-9月期)より、利用開始となることが併せて公表されています。

◆IVDD製品期限延長に関する投稿はこちらからどうぞ◆

IVDD製品期限延長とEUDAMED段階利用の改正提案・・・ 延長期限日程と、EUDAMEDスケジュールについて

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EUDAMED Playground v3.8.1 へ更新完了

EUDAMEDのテスト環境であるPlayground(プレイグラウンド)サイトは、2024年5月15日にv3.8.0に更新されました。この更新に伴いXSDスキーマがv3.0.9に変更されましたが、それを起因とした「バグ」が発生し、DTX接続事業者からのデバイス提出時に送信エラーが発生していました。6月3日以降、複数回の更新作業を継続する中で、接続問題は中々解消されませんでしたが、6月26日の更新作業によりv3.8.1が正式リリースされ、上記トラブルは解消されました。v3.8.1のリリースノートは、Plyagroundサイトから確認できます。(ダイレクトリンクはこちらから

DTX接続を利用するためには、EUDAMED内でM2M接続設定(アクセスポイントの認証とTOKENの取得等)が必要ですが、すでにこれらの設定を済ませている場合でも、TOKENの再取得が必要な場合がありますのでご注意ください。

テストサイト(Plyaground)の問題が解決されたため、まもなく同様の更新がプロダクションサイトへ適用されるものと考えられます。プロダクションでは、現地時間6/28(金)-29(土)にかけて、メンテナンス作業が実施されるとの案内がでていますので、このタイミングで、更新が行われる可能性が高いと考えらます。この更新リリースで、プロダクションサイトは、v.2.15.0となる予定です。

◆Playground v3.8への更新完了についてはこちらからどうぞ◆

EUDAMED Playground v3.8へ更新完了・・・5月15日に実施されたPlaygroundの更新

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EUDAMED Playground v3.8 へ更新完了

2024年5月15日にEUDAMEDのテスト環境であるPlayground(プレイグラウンド)サイトの更新が完了しました。今回の更新内容は、リリースノート(v3.8)で確認できます。リリースノートでは、New(新機能)、Changed(変更)、Fixed(修正)に分けられています。

「UDI(デバイス)登録」モジュールの新機能では、「Vigilance(市販後調査)」モジュールとの連携機能が強化されたことが記載されています。「Vigilance」モジュールの新機能では、PSR (Periodic Summary Report:定期的な概要報告)とPSRP (PSR Periodic analysis update)の作成テンプレートと管理メニューが追加されました。「Vigilance」モジュールの本格的な活用に向け準備が整ってきたことが確認できます。

また、Playgroundサイトの更新により、データディクショナリ(PRODサイト、Playground共通)がv2.15に更新されました。このエクセルファイルは、現時点でPlayground側の技術文書フォルダにアップされていますが、PRODサイトが更新されたタイミングで、PRODサイト側の技術文書フォルダも更新されます。今回の更新で、MDRのUDI-DIに「Master UDI-DI」が使用できることが明記されました。

今回のPlaygroundの更新を受け、5月末~6月上旬ごろに、PRODサイトの更新が入る予定です。この更新により「Vigilance」モジュールがPRODサイトでも利用可能となる予定で、いよいよEUDAMEDの本格的な利用を迎える時期が迫ってきています。

◆Vigilanceモジュールに関する投稿はこちらからどうぞ◆

Vigilance(市販後調査)モジュール・・・ VigilanceモジュールとPSUR対象リスククラス

Vigilance(市販後調査)モジュール(2)・・・ PlaygroundサイトでのVigilanceモジュール

◆2024年5月29日開催の外部有償セミナー割引コードのご案内はこちらからどうぞ◆

情報機構様EUDAMEDオンラインセミナー・・・EUDAMED最新状況と、UDI登録の注意点等の詳細を解説

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IVDD製品期限延長とEUDAMED段階利用の改正提案

2024年1月23日に欧州委員会 保健衛生・食品の安全総局(DG SANTE)から提案されたMDR/IVDRの改正法案は、2024年2月14日に実施されたEU理事会で修正無しに承認されました。早ければ2024年4月のEU本議会で可決承認され、2024年5月以降の官報(オフィシャルジャーナル)掲載で法改正となる見込みです。改正法案の要約は以下3点です。

1.EUDAMED 使用開始ルールの変更

  • 現状:EUDAMEDは6モジュール全て稼働後に監査→官報告示→6ヶ月(一部は24ヶ月)の移行期間を経て義務化
  • 改正案:稼働モジュール個別検証を行い、MDCGと欧州委員会が協議した上で6ヶ月後の義務化

→(臨床検査&パフォーマンス研究モジュール:CI&PS以外の)先行する5つのモジュールは、2024年7月から監査を行うことが決まれば、現行発表(UDI/認証モジュールは2029年第2四半期)の予定は、大幅に前倒しとなり、UDI登録の義務化が始まります。またVigilance(市販後調査)モジュールのPSUR報告には、UDIデバイス登録が必須で、特に高リスククラス(Class III/D、Class IIb/C)製品は、NBの確認作業によりEUDAMED上で「登録」ステータスとなります。2024年4月現在、NB側の確認作業がスムーズに実施されていない状況の中、確認作業期間も考慮した上でUDI登録を進めて行くことが医療機器メーカー側に求められます。

2.高リスク製品供給停止の通知義務

全ての医療機器、体外診断用医療機器とも、高リスク製品の供給が一時的または恒久的に中段する場合に、製造事業者は、規制当局や医療機関に事前通知することを第10a条として、MDR(Reg(EU) 2017/745) / IVDR(Reg(EU) 2017/746)にそれぞれ追加する案

3.IVDD製品の認証期限延長

「IVDD自己宣言品の中で、IVDR認証が必要な機器」について、2022年1月の改正によりリスククラスに応じて最長2027年5月26日まで延長されましたが、「IVDD認証品かつIVDR認証が必要な機器」は対象外となっていました。今回の改正案では、

(1)IVDD認証品かつIVDR認証が必要な機器は、下記条件で2027年12月31日まで移行処置期限を設ける

  • 2022年5月26日時点で、有効なIVDD認証書があり、現時点で撤回されていないこと
  • 2025年5月26日までに、製造業者がIVDRに基づくQMSを導入していること
  • 2025年5月26日までに、NBにIVDR適合性評価申請を実施していること

一定の条件を満たしていれば、IVDDの認証期限が切れていた製品も2027年12月31日まで有効となる場合があります。

(2)IVDD自己宣言品の中で、IVDR認証が必要な機器の延長期限案は、

  • Class D: 202712月31日 (従来期限:20255月26日)
  • Class C: 202812月31日 (従来期限:20265月26日)
  • Class B 及び Class A滅菌: 202912月31日(従来期限:20275月26日)

となります。適用条件は、

  • 2025年5月26日までに、製造業者がIVDRに基づくQMSを導入していること
  • 分類ごとに定められた日(Class D:2025年5月26日、Class C:2026年5月26日、Class BとA滅菌:2027年5月26日)までに、NBにIVDRの適合性評価申請を実施していること
  • 分類ごとに定められた日(Class D:2025年9月26日、Class C:2026年9月26日、Class BとA滅菌:2027年9月26日)までに、製造事業者とNBがIVDRの切替申請手続きの契約を書面で締結していること

以上3点の法改正となる予定です。

◆Vigilanceモジュールに関する投稿はこちらからどうぞ◆

Vigilance(市販後調査)モジュール・・・ VigilanceモジュールとPSUR対象リスククラス

Vigilance(市販後調査)モジュール(2)・・・ PlaygroundサイトでのVigilanceモジュール

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Master UDI-DIの取扱いに関する法改正(2)

2023年7月にEC(欧州委員会)サイトに正式文書が掲載された「Master UDI-DI」に関する追加法案は、2023年10月20日にEUオフィシャルジャーナル(官報)に掲載されました。これにより2025年11月9日が適用日(実施期限)に決定しました。

コンタクトレンズ製品では、ベースカーブ(BC)、直径(DIA)が同一の製品は、UDI-DIでは無く、Master UDI-DIという共通のDIコードを附番することで、複数製品を、Master UDI-DI1件のみの登録でデバイス登録を完了できるという便利なコードです。一方で、Master UDI-DIコードを「UDI-PI」の値として取り扱えるルール設定については、GS1などのコード発行機関側の対応が未整備のため、実際の導入には、正式発表を待った上での対応・実施になっていくものと思われます。

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 ◆Master UDI-DI 関連投稿はこちらからどうぞ◆

Master UDI-DIの取扱い ・・・ Master UDI-DIの法改正内容について

2024年5月29日(水)オンラインセミナー申込受付中【割引コードあり】

2024年5月のリリースをもって、医療機器メーカー様が利用するEUDAMEDの主要モジュール

  • UDI(デバイス登録)
  • Vigilance(市販後調査)

は、開発完了を予定しています(リリース完了後、EUの監査手続きに入る予定)。今後は、EU加盟各国・規制当局から、MDR/IVDR、及びレガシーデバイスの「UDI登録」を求められるステージに入ります。UDIデータを効率良く、正確に準備・登録し、さらにVigilance(市販後調査)で要求されるPSUR(定期的安全性最新報告)等の対応も必要となってきます。

また米国、中国、豪州などUDIデータを要求する国々への対応も求められていく中で、各国独自の要求項目や、登録方法の違いなどを理解しながら、効率的かつ正確なデータ管理、整合性のとれた情報公開など、医療機器メーカー様に求められる事項は、より複雑化していきます。

ヘルスケア分野向け専門セミナーを企画・運営している「(株)情報機構」様のオンラインセミナーにおいて、UDI登録の課題に取り組む企業様向けに、以下のセミナーを、弊社担当にて実施させていただく予定となりました。詳細及び申込はリンク先をご参照ください。

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★5月29日(水) 13:00-16:30★

EUDAMEDにおけるMDR/IVDR製品・レガシー機器等のUDIデータ登録手順と注意事項 ~国内外各国の最新状況を踏まえて、登録申請プロセスや要求事項等を学ぶ~

EUDAMED UDI登録セミナー:2024年5月29日(水) 13:00-16:30

EUDAMEDへUDI登録を実施するにあたって、DTX接続環境での登録作業の経験を元に、EUDAMEDの最新状況、UDI登録における「つまずきポイントと対処策」など、登録準備を進めるにあたっての注意点を解説するとともに、テストサイトへの登録データの実例紹介や、DTX登録デモ、各国UDI登録システムの最新状況等にも触れ、EUDAMED UDI登録に関する理解を深め、実践に役立つセミナーとなるよう準備を進めています。

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セミナーはZOOMによる配信セミナー方式です。見逃し配信もありますので、後日、ポイントのみの確認などにもご利用いただけます。

受講申込にあたり、受講料が「11,000円引き(税込)」となる講師紹介割引コードがあります。申込の際に

講師紹介割引番号:F-229

をご利用ください。また、1社2名様以上で受講の場合は、講師紹介割引と同時申込割引を併用できますので、1名様につき「13,200円引き(税込)」となります。

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EUDAMED v2.14.0 リリース(2/15)

 EUDAMED Production (本番環境)サイトは、日本時間の2024年2月14日深夜に更新され、最新バージョンは「v2.14.0」となりました。

 24年1月末に実施された「Playground(テスト環境)v3.7.0」の更新内容と同等の変更が行われています。「UDIモジュール」は、今回は、新規機能の追加は無く、変更と修正(バグフィックス)のみとなりました。

 DTX接続/XML Bulkアップロードの項目定義となるXSDスキーマは、v2.0.12に更新されました。送信XMLデータは、v2.0.12に対応した内容への変更が必要です。DTX関連では、複数のバグフィックスが実施されております。詳細はリリースノート(v2.14)をご確認ください。

 また、今回のリリースに伴い、データディクショナリ(項目定義書)v2.14が公開されています。v2.13から更新なし(画像参照)となりますが、最新版としてご確認いただくと良いと思います。

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