Basic UDI-DI(3)・・発行元機関をGS1とした場合のBasic UDI-DIの例

GS1コード体系を利用した「Basic UDI-DI」は世界中の多くの医療機器メーカーで採用されています。

GS1では「Basic UDI-DI」は「GMN(Global Model Number)」と定義され、GS1のホームページに詳細記述があり、こちらで確認できます(英文)。

https://www.gs1.org/docs/healthcare/Publications_position-papers/FINAL-GMN-Basic-UDI-DI-management-guidance-regarding-mergers-and-acquisitions.pdf

「Basic UDI-DI」は最大25桁のコードと規定されており、その中で最後の2桁はチェックキャラクタと呼ばれる発番された番号からルールにより計算された値がセットされます。計算ルールは、GS1のサイトのこちら

https://www.gs1.org/sites/default/files/checkcharacterpaircalculation_1.pdf

で開示されているため、ルールを自社システムに組み込むことや、計算ルールを実装したアプリ等を利用することもできます。GS1では、チェックキャラクタ2桁を確認できる「GMN Generator」のページが公開されています。こちらからも正しいチェックキャラクタを確認できます。

https://www.gs1.org/services/check-character-calculator

GS1コード体系を利用した「Basic UDI-DI」では、GS1事業者コード(GS1 Company Prefix)と、自社が決めるモデル名、番号等の名称を組み合わせて作成します。GS1事業者コードは、GS1 Japan発番のものであれば「45」 または「49」から始まる7桁、9桁、10桁のコードとなります。

GS1コードを利用した「Basic UDI-DI」

「Basic UDI-DI」の例: 491234567Brand_Name-AA3H

  • 491234567 = 国番号49+事業者1234567(7桁)の9桁のGS1事業者コード
  • Brand_Name-AA = 貴社が決めたモデル名称13桁 【アンダースコア( _ )、ハイフン( – ) 利用】
  • 3H = GS1 GMN Generator から計算されたチェックキャラクタ2桁

GS1 GMN Generator ページの表示例

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